触ることからはじめよう
by skyalley
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新生サイトへようこそ / 千秋さん ありがとう

WATCH + TOUCHのサイトは10年以上前にオットに創ってもらい活用してきました
去年「楽天」のブログサイトに日記を書くようになってから
ホームページという本妻とブログサイトという愛人がいる
いわば二重生活をしていることにずっと不都合を感じていました
特に日記を読みに訪ねてくださる方たちへの配慮を欠いていることは否めませんでした

友人の千秋さんに相談したら
忙しいコンピューター・グラフィックス・デザインの本業の合間を縫って
またご自身の愉しみの時間を割いて
目を掛け手を掛け新たな世界を開いてくださいました

トップに掲げてある木の絵は私がクレヨンで描いたものですが
私がしたことは後にも先にもそれだけ
後はすべて千秋さんにお任せでした
それでいて私の願っていた以上の新しい日記サイトにしていただけたのですから
果報者とは私のことです

木は私の約半世紀のこしかたを現しているといえます
根の方にある項目は主に幼少時の環境や経験や嗜好です
それらが有機的に相互作用しあい
基となって
やがて40歳を前に
私の中で育っていた「木」の姿に出会い
更に木と木が語り合っている「空の路地」の姿に出会ったことで
私の仕事や活動に対する姿勢は
「触ることからはじめよう」という言葉に集約され
「ボタンのようなかかわり」という言葉に象徴されていることを
木は現しています

ひととひとのやりとり
ひとと木のやりとり
見えるものと見えないもののやりとりなど
日々「ことばの教室」や散歩で発見したことをこれからも書き続けます
  
どうぞ折々お訪ね下さい
お待ちしています

by skyalley | 2006-05-10 14:04 | ひと
触ることからはじめよう
2001年2月11日
世田谷美術館のワークショップ
「触覚の世界---目で触る 手で見る」に参加した
講師は当時千葉の盲学校で
美術の先生をしていらした西村陽平さんだった
先生が紹介してくれたアメリカの盲学校のドキュメンタリー映画
「The Able Art」を、わたしは忘れない
生まれて初めて粘土に触れた盲学校の小学生たちは
そのかたまりを前に
さまざまな方法で
それがどんな物なのかを知ろうと挑んでいた
粘土を耳にあてて音を聴こうとする子
においを嗅いでいる子
指先から、手、そして腕にゆっくり粘土の表面を這わせている子
躰にぶつけてみている子
そして舐めてみている子も!
目が見えていれば
実際に触ってみることもなしに
ちょっと見ただけで、
「あ、こんなものね」とわかった気になりがちなものだ

やがて、初めての素材である粘土で
作品を創ったこどもたちのひとりが
「もしわたしに目が見えていたら
こんなふうにできなかったとおもうの」と誇らしげに
自分の作品を抱いている姿に
目が見えることの幸せと不幸せを思った
木と親しくなるには
知っているつもりは止めて
五感で愉しもう
そう思いながらワークショップを後にした
遙かかなたからの冬の夕日だったが
その暖かさはわたしにまっすぐ届いた
by skyalley | 2001-01-01 23:22 | ひと