触ることからはじめよう
by skyalley
2011年 09月 29日 ( 1 )
事実を共有することば


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来年小学校の葉乃ちゃんと千秋お母さん
現役一年生の翔大君と雅子お母さんの4人で
初めていっしょに日本語のお稽古をしました
親だから娘だから 息子だから
大人だから子どもだから という境は抜きにして
人間同士として対等に関わることが前提です


今日の課題は「事実を共有する言葉を交わし合うこと」

「これからみんなでこのドミノを並べる遊びをします
 どうしたらみんなが気持ちよく遊べるか考えようね」
まず四人に眼をつぶってもらいます
その間にドミノの駒40個を
極端に多い少ないをつけ 不揃いに分けます
眼を開けると 
たいていがその不公平さに意外な表情を見せます
心の中では
(自分の方が多い いいのかな?)とか
(こんなに少ない なんで?)
(なんでこんなにばらばらな数なの?)とか様々を思っています
けれど そのことについて誰も言葉を発しません


羨ましそうな あるいは怪訝そうな顔を見合わせつつ
何も言わない
皆黙ったままです


先日 60000人の中に混じって
「脱原発」を訴えるデモをしていたときに
友人から声を掛けられました
「息子のことが ぜんぜんわからないんだけど・・・」
「あなたのことが ぜんぜんわからないよぉ と
 息子さんに話してみた?」
「えっ?!」
「だってわからないのは息子さんなのだから
 彼と話してみたらいいんじゃない?
 私 あなたのことがわからなくて困ってるんだけど
 あなたは困っていない? とか」
「あ 息子にですか・・・
 そうですよね 息子のことなんだから」
「息子さんのことは本に書いていないし
 ご主人は息子さんじゃないし
 まずは本人に お母さんは困っているよぉ って
 話してみたらどうかなぁ」


何か問題が起こったときに
自分にとっては深刻なことなのに
関わっているひとは全くそう思っていない ということが
よくあります
「えっ!? そんなこと悩んでいたの?」と言われて驚いたり
「えっ!? それはこういうことじゃないの?」と
全く違う捉え方をされていたり
自分にとっての問題に対する見解を言う前に
まずは 自分がそのことを問題視しているという事実を
相手に知らせることが 必要です
そこから対等な話し合いが始められるからです


ドミノの駒の数にしても
欲しいとか欲しくないという気持を言う前に
まずみんなが「数が不揃いだ」という事実を認識し合うこと
今 気がかりになっている問題を
みんなの間で「そうだね」と確認し 共有する言葉を発すること
それがみんなで何かをしようとするときに
最初にすることとして大切なことのひとつだと
私は思います

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「葉乃ちゃん どう?」
とても恥ずかしがりの葉乃ちゃんですが
先週すでにこの遊びをし
彼女なりに何かしらを学んでいた葉乃ちゃん
まして初めて教室に来た翔大君には
ちょっといいところを見せなくちゃ!
発言をする勇気を出しました
「私の方が多いよ」と勇気を持ってみんなに知らせました
このことばが胸襟を開いて 意見を交わし合う
ひとと関わっていく第一歩です
by skyalley | 2011-09-29 10:49