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玉巻く芭蕉 病身反らすこと すくなし 加藤楸邨 子供の頃の脱臼をこじらせたのかしら と思って 世田谷・松陰神社の「指圧屋さん」へ行きました わたしが「少し前にはのぼせちゃったりもして・・・」と先生に話したら 「あぁ この五十肩もそうだね 立派な更年期障害だ ま 4,5年はかかるくらいに思って 禅の境地になってじっくりと味わうんだね」と言われました へぇ 更年期障害なんだぁ 喉頭癌と闘っている忌野清志郎の言葉じゃないけれど この「ブルース」をじっくり味わうとしましょうか とはいえ こちらが思うと思わずとに関わらず 眠っている間にも右肩は疼いたりするので やっぱりや〜な感じ です 診察の帰り道 雨の中を歩いていたら とても鮮やかな緑色が遠目に見えてきました あ あれは芭蕉の葉っぱだ と思いながら近づいて行くと 数日前までは固く巻いていた新葉が長く伸びてほぐれ 風を全身に受けて戦いでいました 帰宅してから歳時記で「芭蕉」を開くと加藤楸邨の句がありました 玉巻く芭蕉病身反らすことすくなし 加藤楸邨 「玉巻く」の「玉」は褒め言葉です きれいに巻かれている芭蕉の葉を愛でて「玉巻く芭蕉」といいます 肩の痛み・重みにうつむいて歩いていたかもしれないわたしを 明るい雨の空へ誘ってくれました 今日はあの緑を想って過ごせました ありがたいことでした
by skyalley
| 2006-09-01 22:10
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