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私は文字があって本があればいいという独り居好き その上に出不精なので そして 何よりも不特定多数に働きかける ということが 3月11日までの自分の活動の選択肢には ありませんでした 私は経堂町410番地 経堂小学校のすぐそばで育ちました 両親の営む小さな乾物店と引き戸一枚隔てた居間から いつも両親の働く姿を観て育ちました まだスーパーマーケットの出来る前の商いでしたから 近所の主婦がお客様でした お得意様のおばあちゃんがいつもの豆を買いに見えないと 「お前 この豆持って おばあちゃんの様子を見てこい」と 夜道を見舞いに行かされたりしたことも何度かありました そんなふうに ご縁のあった個々のお客様を大切にする商いを観て育ったので 私が教室を開いてからも ご縁があった方お一人お一人と共に 習字や英語・フランス語の学び場において 「感じる力・考える力」のつりあいを培うということを主眼に 教室を創って26年が経ちました 不特定多数に対してではなく 教室で 実際に相対しているひとに対し 豊かな人生のために よりよい家庭人として 社会人として お互いが善き種となるべく働きかける これが私にとっての日々の仕事 社会活動でした ところが3/11の天災 そして特に原発事故の人災の後 その余りの被害や問題の深刻さ故に この問題を解決するためには すでにご縁のあった方だけに働きかけるだけではとても足りない 「感じる心 考える心」のつりあいだけでも とても足りない 不特定多数に対しても繋がって行く活動をしなければならない そう実感しました そして 日々の社会活動としては 教室における 3歳からの日本語の学び「こども・ことば・ひろば」 100歳までの日本語・習字・英語・フランス語の「こころへ教室」 そして80歳以上で なおかつ現役の方の人生を聴く「徳談会」を主宰してきましたが 脱原発のための署名活動を皮切りに 6月始めに 世田谷在住の方との連帯を図りつつ活動する 「一枚の葉を森へ」という会を発足させました 「感じる 考える 実践する」 この三つの力を多くの人が体得しうるような活動を それによって支えられる共同体作りを そのためには互いの知恵を出し合い勉強しなければ と考え 脱原発を目指しての勉強会も 次に発足させたわけです 未来を担う子ども その子どもと共に日々を生きるお母さん達に 特に集まって頂きたいと思っています 「一枚の葉を森へ」の面々には 原子力関係の専門家は誰もいません ですから何かを講演するということはできません けれど毎月一度 必ず開かれるこの会で 皆さんとの意見交換や情報交換を重ね 放射能時代を共に助け合って生きていきたいと願っています 今回は会場の都合上 午後5時から8時という 子ども連れのお母さんには出づらい時間になってしまったことを お詫び致します 来年以降は昼間の出やすい時間に と考えています 脱原発 そしてそれが実現した後でも 社会的活動が必要な場合には 「一枚の葉を森へ」の学習会にまずは集まりましょう そんな会にしていきたいと思っています どうぞお誘い合わせの上 ご参会くださいますよう よろしくお願いいたします
by skyalley
| 2011-10-21 02:40
| 一枚の葉を森へ(no nukes)
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