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ようやく季節らしい気候になり あの長く厳しかった夏が遠くなりかけているところです 昨日10月24日 おかげさまで 第12回徳談会を無事終えることが出来ました 講師は「かがやく目」会長の田中芳徳先生 演題は「私にとっての真理の探究とは」 表題の「真理を探究せよ」は 半世紀前東京大学入学式に於いて矢内原忠雄総長が投げ掛けられた問い 当時は「ノーベル賞を取れ というようなことか」と思ったそうですが それでも 人生の折々で 意識的にあるいは無意識に常にこの言葉が胸にあった と そして今回の徳談会での講演で 「お前はその問いに応えるように生きてきたのか 年貢を納めよと言われたようなものです」 と苦笑されました 「今は色々な遊びがありますが 昔は庭で石をひっくり返すだけで遊べました 虫を観ていて 人の生き様が見えたわけです」 こんなふうに生い立ちを語り始められましたが 75年の長きに亘る そして多岐に亘るご経験を 1時間半に纏めるというのは どんなに大変な作業であったか 当日用の講演要項は4枚に亘る内容の濃さ深さでした あらかじめご案内に記しておいた数々の言葉 ・幸運の女神は前髪で掴め ・馬を水飲み場に連れてくることは出来るが、水を飲ませることは出来ない ・虫とたわむれ、虫にまなべ ・腹をくくって相手の懐に飛び込め ・日本はIsolated again? ・今日出来ることを明日に延ばすな ・まちづくりはひとづくり はもちろんのこと 様々なご経験から教訓を探り 身につけ 体現されておられることを 説得力を持って熱く語って下さいました アメリカの実業家サミュエル・ウルマン(1840年 - 1924年)が 80歳の記念に自費出版した詩"YOUTH"(青春とは)から 「年を重ねただけでは人は老いない 理想を失う時に初めて老いがくる」(松永安左衛門訳)を引用されましたが 「かがやく目」と題した子供達との交流を通して 人作り・街作りに貢献されておられる田中氏のお姿は まさに「青き春」最中の方でした 桜丘小学校の後輩の方々も応援に駆けつけ 子供達と共に愉しんでいる化学実験の一部の実演 模造紙に貼った活動記録写真なども展示して下さいました 酷暑を生き延び 久しぶりにおいで下さった92歳の竹井朖(あきら)氏と 休憩時間にニューヨーク駐在員という共通のご体験を語り合っておられました さて「私にとっての真理の探究とは」何か 半世紀後に出された田中氏の応えは 「常に正しいことに向かって これでいいのだろうかと問う態度」 そのことが「心が座っている」人間に導く と 田中先生を中心とした「かがやく目」は ますます活動範囲を拡げ 東京都から感謝状を贈られるほどになりました 世田谷の子供達 そしてご年配の方々にも 「かがやく目」への参加を呼びかけたいと思いました http://www18.ocn.ne.jp/~tanakay/kagayakume/nscobkiko.html http://www2.ocn.ne.jp/~ouyuukai/newpage_kagayakume.html 小学校からの知己 岡本克行氏に田中芳徳先生をご紹介して頂いたおかげで 今回の徳談会が実現しました 重ねてお礼を申します バザーや文化祭の多い時期 お繰り合わせの上ご参加下さった方にも感謝致します ご感想やご意見などございましたらいつもの通り 高橋までお寄せ頂きたく どうぞよろしくお願いいたします 次回は11月28日(日曜日)安嶋彌(やすじまひさし)氏のご講演です お誘い合わせの上 ご参会下さいませ 朝夕冷えて参りました 皆様 どうぞお元気でお過ごし下さいますように 
by skyalley
| 2010-10-25 07:39
| 徳談会日記
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