触ることからはじめよう
by skyalley
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フジ子・ヘミングさん


教室で勉強をしておられる方達の顔ぶれによって
BGMを変えたりしている
その日の天気や その方達に ふさわしい音楽を と
心掛けても 選べないことが ままある
それは 私の音楽の趣味が狭いという理由からであるし
オットと私のCDの中から選んでいるという理由からでもある


それでも夜想曲は いつの時間でも聴くのは好きなので
先日 図書館で夜想曲を検索してみたら
フジ子・ヘミングさんのCDがかなりあることがわかった
とりあえずその場で手に取れる作品を借りてきた
彼女のことは テレビのドキュメンタリー番組でしか知らないが
5年ほど前に 巴里でお見かけしたことがある


オットの仕事に付き添い 歩いていたときだった
後ろ姿から 明らかに ヘミングさんと判る方が
私たちの前をゆっくり歩んでおられた
彼女の持つ長い紐の先には子犬
その子が 通行人にじゃれてかかった
「あっ!」と声がしたので振り返った


彼女は私に軽く会釈をし 微笑んだ
あまり 開いておられない方かと
勝手に思いこんでいたので 意外だったが
そのときの表情は
牡丹の花びらがこぼれるようだったと憶えている


「私の人生にとって一番大切なことは、
 小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。
 自分より困っている誰かを助けたり、
 野良一匹でも救うために人は命を授かっているのよ」
彼女の言葉だそうだ


今日は ピアノで作曲を嗜む俊さんが書の稽古に見えた
借りてきた一枚「フジ子・ヘミング 雨だれ」を掛けた
8番目の「舟歌 作品60」ショパンが流れたとき
俊さんが 「いいですね この舟歌
 僕は この舟歌が好きなのですが たいてい
 ゆらりゆらりというより がつがつ弾く人が多いので
 この演奏は気に入りました」と仰った


オットは ヘミングさんの弾き方を
「こんなに好きなように弾くひとも珍しいね」と評していたっけ
イングリッド・フジコ・フォン・ゲオルギー=ヘミング さん
お名前を拝見しただけでも さまざまな色が感じられる 
77歳とのこと
お元気でご活躍されることを
by skyalley | 2010-04-15 16:35 | ひと
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