触ることからはじめよう
by skyalley
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新しく来られたお若い方は 琵琶奏者


ご縁とは ほんとうに不思議なものだ
昨年12月に教室を初めて訪ねて下さった方は
琵琶を学んでおられると仰って
たちまち私の好奇心を惹いた 

彼女とお師匠さんとのやりとりの一端を伺い
益々興味が湧き
塩高和之さんのHPを訪ねた
http://home.att.ne.jp/kiwi/Eclipse/

    
     音楽は常に時代と共に生きているべきであり、
     その型式・様式は変わって行くのが当然です。
     形式や型にも多くの意味があると思いますが、
     受け継ぐべきはその精神性にこそ重きをおくべきと
     考えます。

     何故、古典は時代の移り変わりを経ても
     現代に受け継がれているのか。
     それはどんな時代にあっても、
     この風土で生きる人々が普遍的に持っているものを含み、
     現しているからではないでしょうか。
     それは
     喜怒哀楽という感情のもう少し奥の部分なのだと
     考えています。

     目の前とその先のものしか見ない、
     信じないという現代人にこそ、
     長い時間と歴史に育まれてきた古典の持つ懐の深さは
     注目されるべきではないでしょうか。


芸を志し 作品を発表する場合
その作者の考えは 
作品を通して知ってもらえばよろしい
という姿勢もあるかと思うが
私は 塩高氏のように
芸の元となっている考えを言葉として綴り
綴りながらまた考え 
自身の世界を拓いて行こうとなさる方の言葉を読みたい

私と共に書をも学ぼうとなさっておられる女性は
未音 みおとさん と仰る
なんときれいなお名前だろう
お母様に名付けられたそうだ

彼女とのご縁で初めて塩高氏の琵琶のCDを聴かせて頂いた
教室で学ぶ方々も
しばし辞書を引く手 筆を持つ手を休めて
その音色や語りに聴き入った

未音さんとのご縁のおかげで伺うことになった
3月28日の氏の講義による琵琶の講座を
楽しみにしている
昨日の冷たい雨から一転 また春に近づいた


     

    
by skyalley | 2010-03-05 11:51 | こころへ教室日記
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