触ることからはじめよう
by skyalley
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「親に孝行をさせてもらった」  


先年 新型インフルエンザを患ったとき
「初めて」40℃の熱を出した
いつも風邪をひいたりするときは
声が涸れ はなみずが垂れる程度
オットや娘たちのように パジャマを何枚も着替えて
汗を出し切って解熱 快癒 などという経験をしたことがない


そんな風で 私は今までに高熱を出したことが無い
と そう思っているのは
幼いときの記憶がない為なのだろうか
発熱の間 床で ふと(訊いてみよう)
と そう思ったとき
私には二親がすでに亡い と実感した
もちろん両親が他界したことはわかっている
が そのこととは違った


新型インフルエンザに罹り
私の幼い頃のことを思い出して
話してくれるひとは すでにいない
まして何も恩返しすることもなく失ってしまった
ということが あらためて情けなくわかった


今日 久しぶりに友人の涼子さんと話した
昨年 ご主人様が母親を亡くされた
おつれあいはその後 お元気になられたかお尋ねすると
「母とは離れ離れに暮らしていたけれど
 具合が悪くなってからの二ヶ月は
 ほとんど毎週末 母を訪ねて(東京から高松へ)行っていました
 ふだん 母の身の回りのことはお兄さんに任せきりだったけれど
    二ヶ月はしっかり看病させてもらった
    親孝行の時間を母が呉れたんだと 思う
    できることはさせてもらって 本当にありがたかった」 
とご主人様は仰ったそうだ


最期は お兄さんが入浴のため家に帰っている間に
ご主人様に看取られて 安らかに旅立った
そのことについて
「ずっと兄貴が母を看ていてくれたのに
 最期は 兄は間に合わず
 自分だけがそばにいることになってしまった
 兄貴に申し訳ない」
そんなふうにも話しておられたそうだ



涼子さんのやわらかでおだやかな声が
淡々と ある母と二人の息子達のことを話してくださった
そして私に 電話をありがとうございました と仰った
こちらこそ 
こちらこそ 涼子さん
立春まではいつも寒暖の差が大きいもの
どうぞご両親様共々 ご養生下さるように
暖かくなったらぜひお会いしましょう


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  ウルトラマンから涼子さんへ 元気の素を「ビ〜〜〜っ!」
by skyalley | 2010-01-19 15:08 | ひと
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