触ることからはじめよう
by skyalley
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母からの伝言

明け方 お手洗いに起きた
   あれっ  今 叔父と叔母の夢を見ていたな
と そう思いながら もう一度床に戻った
数時間後 目が覚めるまで こんどは
その叔父夫婦の家で ごちそうを頂いている夢をみていた

叔父は母の弟にあたる人
初めて夢に現れた
これは母が 
自分の代わりに 祖父母のところにお彼岸の挨拶に行って
と そう告げてきたのだと 思った

すぐに叔母に電話をし お線香を上げに伺いたいと話した
叔母の声はいつものようにぶっきらぼうながら温かい
母がいつも持っていっていた祖父の好きなお酒を買って
娘と孫息子とでかけた
叔父も叔母も とても歓待して下さった

朝 二人の夢を見たことを
すぐに母からの伝言だと思ったことは
考えてみれば 私にとっては一大事ではある
生前 母の望みをよくよくわかっていながら
決してそれには従わなかった私だったのだから

初めて 母の意に添ったことをしたのだとしたら
それには 
なんと
55年 
かかった

やれやれ・・・
かかる
かかる
by skyalley | 2009-03-23 02:15 | 父・母
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