触ることからはじめよう
by skyalley
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『君たちはどう生きるか』


お弟子さんに限らず
友人達にも
吉野源三郎著 『君たちはどう生きるか』を
お願いして 黙ってもらって頂いています

古書店に行くと
気の毒なことに / ありがたいことに
たいてい105円か210円で売っているので
買っておいては 差し上げています

理由は 第一に私が好きな本だから
第二に読み継がれるべき本だから
最初に娘二人それぞれにあげました
怪訝な顔をして受け取っていました

 『君たちはどう生きるか』が出版されたのは1935年
第二次世界大戦の危険が暗雲のように全世界を覆って
子供の読み物でも ムッソリーニやヒットラーが英雄として賛美され
軍国主義が大手を振っていた時代です

そんな中 作家山本有三は 
次の時代を背負うべき大切な子供たち
せめてこの人々だけは時勢の悪い影響から守りたい
偏狭な国粋主義や反動的な思想を越えた
自由で豊かな文化のあることを 何とか伝えておかねばならない
そう思い立ち 新潮社から『日本少国民文庫』全16巻の刊行を計画しました
 『君たちはどう生きるか』は その最終の配本でした

当初 倫理を扱う巻は山本さんご自身が執筆する予定でした
しかし重い目の病気に掛かったため 哲学者の吉野さんが担当しました
道徳についてのお説教ではなく 物語として書かれたことが幸いし
70年以上 数多くの岩波文庫の中でもベストセラーの一冊です

一ヶ月ほど前 友人のさこさんにも もらって頂きました
その数日後の便りには  以前に読んだことがあること
人生読本は今となってはあまり興味がないこと 
それでも半分眠りながら読んでいることが書かれていました

先日 朝の散歩のために公園で会ったとき
さこさんが昂奮気味にその本を鞄から取り出して
「読み進めていく内に これは是非娘とお嫁さんにも薦めたい
と思うようになった」 と言って下さいました

娘さんは今年初めに女の子のお母さんになられました
お嫁さんは小学校3年生の男の子のお母さんです
シメシメ・・・
お母さんから その先の代にまで どうぞ読み継がれますように

散歩の帰りに 『君たちはどう生きるか』を探しに
古書店へ さこさんを誘いました 
有り難いことに 彼女を待っていてくれました
それも2冊並んでおりました
by skyalley | 2009-03-17 21:29 | ひと
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