触ることからはじめよう
by skyalley
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第19回徳談会を無事に終えました

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27日 小春日和の日曜日
青野輝子先生を講師にお迎えしての
第19回徳談会を お陰様で無事に終えました

青野輝子さん 85歳
1926年(大正15年)愛媛県生まれ 
県立松山女子師範学校卒業 のち小学校教師 
上京し政治家の書生 
結婚 出産 離婚 
その後は外車ルノーのセールスマン 
38歳でタクシードライバーとして杉並自動車(株)入社 
いずれも男しか雇わない という職場に
強引に頼み込み 売り上げ実績をあげて
存在を認めさせるという「がむしゃら」ぶり


更に43歳で個人タクシーの認可を取り
東京個人タクシー太陽協会の会長 
1990年『ちょっとがむしゃら人生』(評論社)出版 
石井ふく子さんによってTBSドラマ化 
73歳で女性初の運輸大臣賞受賞 
83歳 無事故で45年のタクシー業を廃業
以後今日まで執筆 全国各地での講演を中心に活躍中 


どこからそんな活力が というような小柄な青野先生
「袖振り合うも多生の縁
 一時の出会いであっても
 一生のご縁となることもある」とタクシーを通しての体験談
そして人生観の話に
最前列に着席された80歳前後の三人の男性陣を始め
参加者全員が心打たれました


休憩時間に現役の産婦人科医 九島章二先生(87)と歓談
話を聴き終わった九島先生は
「いやぁ まじめに長生きをしていると
 本当のことだけを言えるようになるもんだね
 すごいもんだ
 あなた方は(と私の方をご覧になって)
 まだまだうそだらけだな」と苦笑されました

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78歳の男性も
「いやぁ まいった まいった
 あの元気を全部もらったら こっちがまいっちゃうけど
 半分もらって これから頑張るぞ という気になったね」


金髪に深紅のビロードのロングドレスに身を包んだ先生の言葉
「女性は一歩下がって 男性に傅(かしづ)く
 女性はそれでも十分男性と対等に渡り合っていけます
 日本の女性は一歩下がって それを忘れないで
 どうぞ若い人にも伝えていって下さい」


青野先生のご健康と益々のご活躍をお祈りして
お見送りをしました

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カフェ・マレットの平田さんご夫妻 


 
by skyalley | 2011-11-28 20:43 | 徳談会日記
8月30日 お誕生おめでとう



8年ほど前 カナダに語学留学をご希望のYさんは
私の教室に英語の勉強に来られた
ある日 教室に祭られている神棚に興味を持った
以来 毎週勉強のたびに神道の話題が出た
二人で神道の勉強もするようになった


数年後のある日 Yさんが言った
「私 留学の費用として貯めていたお金で
 國學院に行って神道の勉強をする!」
!!!!!!!
私の分もよく学んできて! 励ました
卒業後 靖国神社に勤め口を見つけた


そして伊勢神宮に奉職する方と出会い
めでたく結婚 そして8月30日
待望の第一子を授かった
その様子をずっと見守ってきた5人の友人
文さん・絵美さん・智子さん・千秋さん・美璟さんと
THE 1ST TEEを出産祝いに贈ることにした

前身頃に象形文字の「望」と「遊」を選び

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後ろにはお誕生の日を[i like today]の清野さんに注文した

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レバノンの詩人 ハリール・ジブラーンの『預言者』から
「子どもについて」の詩を書き添えた


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  ・・・・・・・・・・・・・・
    

子どもについて

赤ん坊を抱いたひとりの女が言った。
どうぞ子どもたちの話をしてください。
それで彼は言った。

あなたがたの子どもたちは
あなたがたのものではない。
彼らはいのちそのものの
あこがれの息子や娘である。

彼らはあなたがたを通して生まれてくるけれども
あなたがたから生じたものではない、
彼らはあなたがたと共にあるけれども
あなたがたの所有物ではない。

あなたがたは彼らに愛情を与えうるが、
あなたがたの考えを与えることはできない、
なぜなら彼らは自分自身の考えを持っているから。

あなたがたは彼らのからだを宿すことはできるが
彼らの魂を宿すことはできない、
なぜなら彼らの魂は明日の家に住んでおり、
あなたがたはその家を夢にさえ訪れられないから。

あなたがたは彼らのようになろうと努めうるが、
彼らに自分のようにならせようとしてはならない。
なぜなら命はうしろへ退くことはなく
いつまでも昨日のところに
うろうろ ぐずぐず してはいないのだ。

あなたがたは弓のようなもの、
その弓からあなたがたの子どもたちは
生きた矢のように射られて、前へ放たれる。
射る者は永遠の道の上に的をみさだめて
力いっぱいあなたがたの身をしなわせ
その矢が速く遠くとび行くように力をつくす。

射る者の手によって
身をしなわせられるのをよろこびなさい。
射る者はとび行く矢を愛するののと同じように
じっとしている弓をも愛しているのだから。

神谷美恵子・訳

   ・・・・・・・・・・・・・

この放射能時代に生まれてきた赤さん皆に幸あれ!
by skyalley | 2011-11-20 10:38 | cocoro-e shop
第二回「一枚の葉を森へ」学習会
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「一枚の葉を森へ」学習会《2》

初めての「一枚の葉を森へ」学習会から一ヶ月が経ちました

野田総理は9月23日 ニューヨークで開かれた
『原子力安全及び核セキュリティに関する国連ハイレベル会合』において
「日本は原子力発電の安全性を世界最高水準に高めます」
「日本は原子力利用を模索する国々の関心に応えます」と演説しました 
その言葉通り 佐賀の玄海原子力発電所が再稼働し 
ベトナムにおける原子力発電所二基の建設継続を両国の首相間で合意しました

「一枚の葉を森へ」が活動目標の一つとしている
「脱原発」とは極に立つ姿勢には唖然とするばかりですが 
毎月一度のこの会が 
特に子育て中の母親たちが意見や情報交換を重ね 
子どもたちのために放射能時代を助け合って生きていく
一助になればと願っています


本日は「世田谷区こどもを守る会」からも数名参加して下さいます 
点を線に 線を面に 
焦らず弛まず諦めず活動を続けていきましょう


午後5時 開会 高橋由紀子
       (言葉の寺子屋WATCH+TOUCH主宰 船橋在住)  
  5時半「放射能から子どもを守る」大嶺 愛(めぐみ)さん
       (2歳・9歳児の母 船橋在住)の発言から
   休憩(15分)を挟みつつ 自己紹介・随時意見・情報交換
  7時40分 閉会 海沼栄造(私塾・悠愉学舎主宰 上馬在住)
  8時    閉会

次回は同じ場所で12月17日(土)
「原発の常識・非常識」(担当・海沼)
お誘い合わせの上 ご参会くださいますよう よろしくお願いいたします

後援「1000万人アクション世田谷」
(世田谷こどもいのちのネットワーク・フリースクール僕んち・
 オープンスペース“Be”・世田谷市民運動いち) 
高橋由紀子 080-5680-2209 skyalley@saturn.dti.ne.jp
       http://skyalley.exblog.jp/i60/
海沼栄造  080-5526-0538 yuyu-kainuma@ezweb.ne.jp

・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今必要なのは 
一人一人が「感じる 考える 実践する」人間エネルギーです 
その力を十二分に活用し
「知足」を基盤にする共同体作りをしたい 
その経験や知恵を子どもたちに伝えていきたいと考え 
世田谷区在住の5人で発足させたのが「一枚の葉を森へ」です
一枚の葉の形はすでに一本の木の姿です 
一枚の葉であることは すでに木の そして森の一部なのです 
共に手をたずさえ脱原発に働きかけましょう
by skyalley | 2011-11-20 10:02 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
「かんがえようっていっても」


11月11日 孫息子・颯太の七五三を祝った

着付けに来られた二人のご婦人の真剣な様子に
ついふざけたくなる颯太

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こっくん(祖父)やももちゃん(母親)に見守られて
無事 馬子にも衣装

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彼が生まれてから 私は彼に「考えること」
「言葉で表現すること」を
いつも伝えようとしてきた
3歳からの親子日本語教室でも
「考え 言葉で表現する習慣」を主眼においている


先日こんな言葉があることを知った

Watch your thoughts, for they become words.

Watch your words, for they become actions.

Watch your actions, for they become habits.

Watch your habits, for they become character.

Watch your character, for it becomes your destiny.”


あなたの考えに気をつけなさい それが言葉になるのだから
あなたの言葉に気をつけなさい それが行動になるのだから
あなたの行動に気をつけなさい それが習慣になるのだから
あなたの習慣に気をつけなさい それが性格になるのだから
あなたの性格に気をつけなさい それが運命になるのだから


原文は
サンスクリットで書かれた一連の書物
ウパニシャッド(梵: उपनिषद्)で
仏教以前から存在したものから成立時期はまちまち
この章は作者不明だという
マザー・テレサも講演時に引用した章句だそうだ

この世に何のために生まれてきたか 
「運命」に至るまでには
まず思考
それが言葉になり
行いになり
習慣になり
性格になり という段階を経るという
この実践に私はとても納得が行き
孫息子に伝えてきたことと重ね合わせた


昨日 5歳の颯太が夕飯の時に言った
「ほいくえんでね
 なにかこまったことがおきたときにね
 みんなに なんでこうなったかかんがえよう っていってもね
 みんななぁんにもかんがえないで
 すぐにいなくなっちゃうんだよ」

考えよ 颯太! 
どうしたら伝わるか考え 
伝える努力をしてみよう!

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何本もの紐で縛る羽織袴から解放されてはしゃぎ回る
by skyalley | 2011-11-16 15:34 | 孫息子・颯太言葉ノォト
 三人のイラン人との散歩



パリの友人三人から
「友人三人が東京へ行くのでよろしくね」
というメールが届いたのは一ヶ月前
10日に東京に着いてからは日本人女性のガイドと共に
三人のそれぞれの関心を満たすような場所や人を訪ね
日々を満喫していた様子だ


東京での最後の日
私は彼らを砧公園に連れて行くことにした
日頃私が慣れ親しんでいる場所だ
そこでこころゆくまでくつろいでもらおうと
その日を心待ちにしていた


三人は70年代のイラン革命の時に亡命したと聞いていた
「亡命する」
  民族・宗教・思想・政治的意見の相違などから
  自国において迫害を受け
  または迫害を受ける危険があるために
  外国に逃れること(大辞林 第二版)


家族は世界中に離散したという
いったい祖国に対して 今どんな気持なのだろう
三人のうちの一人 女性のFatiは
 「イランでは行きたい学校がなかったので
  私はパリに 夫はドイツに留学した
  今となっては親しい人も もうイランにはいないから
  土地への恋しさはないの
  でも家族に会うのが何と言っても大変」と話してくれた

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現在
Fatiとご主人のHamidはロンドン郊外の町に
FatiのいとこのBijanはパリに
娘さんの一人はロンドンに 
もう一人の娘さんはニューヨークで暮らし
アメリカの市民権を取ったそうだ 


パリの三人から私がいつも「空の路地」を散歩をしながら
写真を撮っていることを すでに知っていた三人は
砧公園に入ると すぐに木々を仰いだ
Fatiが声を挙げた
「あら ユキコの路があるわ!」
HamidもBijanもすぐにカメラを向けた

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「イギリスで木のワークショップをしてね
 いつでも泊まりに来て 待ってるから」
「パリでもワークショップをしなさい 待っているよ」
別れ際にそう言い残して
東京での最後の行事 歌舞伎観劇へと去っていった
今日から京都 それから直島 金沢と回るそうだ


半日 とても短い時間だったけれど
すばらしい出会いを授けてくれたパリの友人たちに
この日の写真を何枚も送った
翌朝 さっそく一人から電話があり
二人からは「一緒に行きたかった」とメールが届いた


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離日した三人と
パリの三人とは
ロンドンの夫婦の家に集まって感謝祭を祝うそうだ
近くて遠い この地球の片隅には
友人の喜びを喜ぶ友人でいっぱいだ


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by skyalley | 2011-11-15 11:33 | 空の路地
徳談会の意義


京都大学原子力研究所の小出裕章助教が
発言の折々に仰る言葉
「3月11日以来 世界は変わってしまったのです」
このことを日々に実感している
自分のしていること 考えていること
大事にしてきたこと 無視してきたことなどについて
あらたな視点から ほんとうに必要か
ほんとうに大切かどうかを自問自答する


戦前・戦中・戦後を生き 
そして現役で活躍していらっしゃる方々から
戦後生まれの私たちへの伝言を聴く会
1996年に始めた「徳談会」に意義があるかどうか
あらためて考えてみる
震災 そして原子力発電所事故が収束を見ない中
私はそれまでしたことのなかった非核のための署名活動や
デモを体験してきた
福島でも ここ世田谷でも
子育て中の母親達が立ち上がり
共に知恵を出し合い 力を合わせて
この事態にそれぞれの形で真剣に取り組もうとしている


長寿国とはいえ 当然ながら不調をかこつ老人も多い中
27日の徳談会の講師である日本の女性タクシードライバーの草分け
青野輝子先生(85)は
私の「一枚の葉を森へ」の脱原発署名活動に駆けつけ
今日は次回19日の茨城県校長会での講演に備えていらっしゃる
50年以上を幼児教育に努めてこられた鹿野京子先生(93)
人間教育の講座に努めるシスター成瀬(81)
障害児教育に努める石井哲夫氏(83)
宮澤賢治や小泉八雲講義を続けていらっしゃる原子朗氏(86)
仏教講座の紀野一義氏(88)
マスター・バーテンダーの福島勇三先生(85)は
今夕も赤坂山王の「永楽倶楽部」カウンターに立たれるだろう
岩崎京子先生(88)も次作の童話執筆に忙しい


結果的に社会に大きく寄与する営みを
一生に亘って続ける先生方の情熱は
どこから来るのだろう
80年以上に亘るご経験から
戦後生まれの私たちに何を話して下さるのだろう
3月11日以来 
自分がすでに社会の一員であり
社会を 世界を作っていく担い手であると再認識した人にとって
徳談会の講師の先生方から頂く言葉は
勇気や考え実践する為の種を授けて下さると思っている


2008年に第4回徳談会でご講演下さった胡暁子先生が
10月31日 亡くなられた
享年84歳
2009年第5回徳談会の講演者 品川正治先生(86)が会長を
初回の講演者 村尾清一先生(89)が理事長を務める
旧制高校 三高の同窓会も
出席者がほとんど90歳に近く 数も激減したため
65年毎月続けたその歴史をまさに閉じようとしている
徳談会とご縁を頂いた先生方のご意見を拝聴できるのも
もうわずかの時間しかない


温故知新
胡先生から頂いたさまざまなことを振り返りながら
ご冥福をお祈りしつつ
できる限り この会を続けようと決心している

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by skyalley | 2011-11-14 09:14 | 徳談会日記
第19回徳談会のお知らせ

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ゆっくりゆっくり紅葉が進んでいます 

さて11月27日(日)経堂「カフェ・マレット」にて
日本の女性タクシードライバーの草分け 
青野輝子氏(85)をお招きして
第19回の徳談会を開きます
お誘い合わせの上 
ご参会下さいますようお待ち申し上げます


第19回 徳 談 会
青野輝子先生をお招きして
《教育一番》

今回の講演者は女性タクシードライバーの草分け 
青野輝子先生です 
私事ながら 
8月に地元の千歳船橋駅前で脱原発の署名活動をしました折 
青野先生はお住まいの埼玉県から酷暑の中を駆けつけ 
マイクを片手に非核を訴え 
署名活動を支援して下さいました 
いまだ現役として社会悪と闘う意志満々でいらっしゃいます


また青野先生は毎月全国各地を飛び回って 
40年に及ぶタクシー運転手の席から観た人生論を中心に
講演を続けていらっしゃいます 
11月中も茨城県校長会 鹿児島県商工連 
26日には福井県鯖江での講演会を終えてから帰京 
翌日徳談会へお運び下さいます 


教育が政治・社会・経済の基本という視点から 
85年の人生が語られます
お誘い合わせの上 ご参会下さいますようご案内致します


青野輝子氏略歴
1926年(大正15年)愛媛県生まれ 県立松山女子師範学校長期講習科卒業 小学校教師 県庁職員上京し政治家の書生 OL 車のセールスマンを経験 1964年タクシードライバーとして杉並自動車(株)入社 1969年個人タクシーの認可 1973年東京個人タクシー太陽協会会長 1990年『ちょっとがむしゃら人生』出版 TBSドラマ化 1999年女性初の運輸大臣賞受賞 2009年より個人タクシー業を廃業執筆 講演 歌手活動を中心に活躍中 著書『ちょっとがむしゃら人生』評論社 『タクシーおばさん交友録』愛媛新聞社


とき:  2011年11月27日(日)午後1時半より4時まで
ところ: カフェ・マレット 03−3427−7171
     世田谷区経堂2−16−2 
     経堂駅改札口を左へ徒歩5分
     珈琲か紅茶のどちらかを受付でご注文下さい 
     それ以外は各自ご精算願います
会費:  大人1500円 高校生まで800円(親子で2000円)
申込み: ご参会希望者は会場設営上 
     また講演者に参考までに参加人数や年代層を
     お知らせする都合上 
     事前にお申し込み頂ければ幸いです 
     当日でも歓迎致します
     080−5680−2209   
     03−6751−0525
     skyalley@saturn.dti.ne.jp


徳談会は80代以上の方をお招きし 戦前 ・戦中・戦後の体験や来し方を通し「いま このことを未来へ伝えたい」ということを中心にお話をして頂く会です 2004年から始め19回目を迎えました 様々な世代の方々が集う場を活用し 質疑応答の時間も設けております       
                        
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徳 談 会 高橋由紀子
by skyalley | 2011-11-14 08:00 | 徳談会日記
支え


那須に暮らす妹が 震災による被災者に 
毛糸の靴下を編み始めてから半年余り
ようやく40足が出来て 届け先も決まったという
 「死者が思いを伝えることができなくなったなら
  被災者も苦しい中で暮らしているのだとしたら
  私に何が出来のか」
これらの靴下は
毛糸を快く分けて下さった方々
そして編み手の彼女と三人の女性の
思い 考え そして実践が結実した形だ


久しぶりに上京した妹と
真夜中にゆっくり話ができた
昼間は私の孫息子が彼女を独占している
彼女曰く
「靴下を編んで
 被災地に送ることをしているんだけれど
 いっしょにしない? と三人に尋ねた
 ひとりはれんちゃん(私の長女・彼女の姪)
 それから友人二人
 みんな『やらせてほしい』と即答してくれた
 彼女たちのその一言 その思いが
 日々の重苦しい現実にのしかかられそうになったとき
 どんなに救いになっているだろう
 ありがたいね」


6月初め
YOUTUBEで主婦が始めた反核運動で
3000万人の署名を集めたという事実を知った 
番組を見終わると
私はすぐに自分なりの署名用紙を作ってみた
そこへご近所の千秋さんが ふらりとやってきた
「脱原発の署名活動をしようと思うんだけど」
「やりましょう 由紀子さん やりますよ!」
グラフィックデザイナーの彼女の手に署名用紙を託した
私が寝入っていた夜中に
彼女はそれを印刷できる状態にまでレイアウトをし
私のメールに送ってきてくれていた



翌日
私は経堂で私塾を営む友人の海沼さんに電話をした
「脱原発の署名活動をしようと思うんだけど」
「うん いいよ しよう しなくちゃね」
その署名用紙を持って すぐに彼のもとに駆けつけ
これからの署名活動のことを話し合った


右があれば左があり
夜があれば朝があり
山があれば海があり
いつでも相対すること・もので
世界は成り立っていると思っている
自分の意見と真っ向対立する意見の持ち主の存在にも
驚きはしないが
あんな大惨事が起こった後にも
原発を必要だと言って憚らない人のことを
私はその人の発言の自由を尊重するが
発言の内容については本当に訝しく思う



だからこそ
日々の落胆や懐疑や
不条理や理不尽なことを目の当たりにしても
妹も話していたように
「いいよ!」と繋がっていくひとを
本当に愛おしいと
ありがたいと しみじみ思う


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by skyalley | 2011-11-12 10:34 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
脳の中の木

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脳のすみずみにまで栄養を運んでいる血管

ナショナル・ジオグラフィック日本版
1995年6月号
「脳の不思議」より
by skyalley | 2011-11-09 20:36 |
「すみれば」の庭

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近所にちいさくてすてきな庭がある
地域住民と「せたがやトラストまちづくり」が協働で育てている
”世田谷の人と生きもののオアシス”
「桜丘すみれば自然庭園」http://sumireba.exblog.jp/


先日 砧公園に行こう と5歳の孫息子の颯太を誘ったら
彼は保育園でたびたびでかけている「すみれば」を勧めてくれた
11月にしては暖かすぎるほどの昼過ぎ
園内を観たり 嗅いだり 聞いたり 触ったり 拾ったりしながら散歩


一周し終わる頃 弱々しげに舞う蝶を見つけた颯太
羽を休めたところに近づいて そっとしゃがんだ
「ね ね はねがきれてるよ いろもうすいね
 だいじょうぶかなぁ」じっと様子を窺っている


園の中央にある集会所に入ると女性職員が声を掛けてくれた
颯太はまっすぐに彼女のところへ行き
「ね ね はねがきれちゃってるちょうちょがいた!」
「へぇ よく観てきたね」


この月によくみられる動植物の写真が掲示板に貼られている
そこへ職員を誘い「ほら これとおんなじちょうちょだよ
ずかん あるの ここ?」颯太が職員に尋ねる
職員は絵を描くかと誘って下さった


図鑑を見ると 備えてある色鉛筆の色数が少ないことを嘆きつつも
すでに蝶の輪郭だけ描いてある紙片に
颯太は黙って色を塗り 斑点を描き続けた
事務所に行き職員に声を掛ける「できましたぁ!」


「わぁ 羽が切れているところ よく描けたね
 あそこのボードに貼ってもいいかな?」
自分が描いたからこそ 他の子どもたちの絵が気になる
職員と話しながら それぞれの絵を間近で見入っていた

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案内をしてくれたつもりの颯太
「ね よかったでしょ すみればきて」
子どもが口に乗せるにふさわしいような愛らしい名「すみれば」
目をかけ 手をかけしておられるたくさんの方々に感謝


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by skyalley | 2011-11-07 08:42 | こども・ことば・ひろば