触ることからはじめよう
by skyalley
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人生は鮭半身

目覚ましが鳴る
オットが止める
「ごはんは?」
「う。。。ん たべる。。。」
学業の大変さ
副業の大変さ
その上この暑さ
このごろオットは
食欲がないこともある
えらいこっちゃ



昨夜解凍しておいた銀鮭を三尾
味噌汁を作りながら焼き始めた
オットと娘と孫息子 三人が囲む食卓のそばに座って
私は団扇で風を送っていた
昨夜 遅くまで調べ物をしていたので
食欲はあれど 眠くてたまらない


何とかオットを見送ったが そこでガス欠
娘と孫息子に 早めのいってらっしゃいを言い
午前中の受業が始まるまで小一時間眠ることにした


目覚ましが鳴る
のろのろ止める
猛烈な空腹感を抱えて
階下にから転げるように台所へ
しかし あぁ。。。
そこで見た物は 
流しにあった鮭の骨がわずかに残る皿
鮭 食べたかったなぁ。。。
とてものことに一瞬呆然としたが
すぐに思い直した
「よかった 三人で三尾 おいしく食べたんだ
 よかった」


向きを変え 後ろの冷蔵庫を開ける
すると あぁ!
そこで見た物は
きれいに包まれた鮭の半身
何といううれしさ
何というありがたさ
娘が私の分を取っておいてくれた


手を合わせて
一人の朝食を家族のテーブルで頂いた
鮭を楽しみに起きてきて
食べられていたことにがっかりし
それでも家族が喜んで頂いたことに喜び
その上に
私にもちゃんと残しておいてくれたことに感謝した。。。
ささやかな日常の
ささやかな出来事


でも ここに人生がある
そう思った
たとえ とマルティン・ルターは言った
「たとえ明日世界が終わるとも 
 今日私はりんごの木を植える」
放射能の被害者のみならず 
加害者になってしまっても
今日一日に最善を尽くし 感謝して暮らす
そのことになんの変わりもない と
by skyalley | 2011-06-30 14:30 | うちのひとびと
放射能が つながりを

3歳からの日本語の教室
「こども・ことば・ひろば」に通うお母さん方4人に
子供たちのお稽古の間に
以下の便りを読んでおいてもらい
お稽古が終わったあと
原子力発電所事故後の世界のこと
それぞれの今の気持ちなどを 
初めてみんなで話す時間を持った




「こども・ことば・ひろば」に通うご父兄の方々へ


仁奈ちゃん(4)仁乃ちゃん(2)のお母さん・真理さんから
メールを頂きました
 
以下私の返書を ご参考までにお読み頂ければさいわいです
真理さんへの返書ですので そのように書かれていますが
「こども・ことば・ひろば」へおいで下さっているすべての保護者の方々
また程度の差こそあれ 
現況にご不安を抱いておられるすべての方々への便りでもあります 

真理さんからも
「他のお母さん方にも是非送って下さい。
 私は皆さんに直接会う機会が少ないので
 先生のメールを通して気持ちが少しでも近づけたら嬉しいです。」
とご諒解を頂きました

      ‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’

真理さんから

 遅くにすみません。
 先生 いつも私の話を聞いてくださってありがとうございます。
 なかなか自分の思っている事(放射能関連)を話せる友人が近くにおらず、
 先週に引き続き先生に話を聞いて頂いて すごく心が落ち着きました。
 小さな子供のいる親や保育園でも放射能に対しての考え方が全然違うので
 難しいです
 

      ‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’


昨夜はメールをありがとうございました 
あれから2時半ころまで起きていましたので 
どうぞお気遣い無く


福島の原子力発電所事故は
大地震による炉心融解事故
事故後の政府や東京電力の対応の遅れや情報隠蔽など 
関係各所の自己保身が重なり合い
収束するどころか益々深刻化しています
この放射能汚染の惨禍を前に 
今 私達にできることは 何なのでしょう


同じ原理で作られ 
同じ言葉を冠した「原子爆弾」と「原子力発電」
片方には大なり小なりの拒否反応を示し
もう片方には何の疑いも持たぬよう騙され続け 
結果的に享受してきてしまった
この二つの現実が作る心の溝
放射能汚染という取り返しが付かないことを「しでかしてしまった」後で 
私達にできることは 何なのでしょう


この頃私は毎朝 暗澹とした気持ちと 
そして『それでも人生にイエスという』(v. e.フランクル)気持ちの
相反する両方を抱えて目覚めます
が 取り返しが付かないような事態にあって 
私ができること しなくてはならないことは
「それでも希望を失わず 最善を尽くす」こと
そしてその気持ちを少しでも多くの方と分かち合おうと努めること
そう自分に言い含め ベッドから出ます 


映画「ネバーエンディング ストーリー」をご覧になりましたか 
「無」が襲ってくる・・・・・・ 
あらゆるものをなぎ倒し「虚無」がやってくる 
それに立ち向かうことができるのは
夢や希望を抱く大人と子供でしかない
そんな話でしたね 


「風の谷のナウシカ」に象徴されるような汚染された世界 
それが現実となってしまった世界の中で 私ができることは 
「何をやってももうどうしようもない」という虚無感と闘い 
白いドラゴンに乗った「ネバーエンディング ストーリー」の
主人公のように希望を作るべく 闘い続けること 
日々そう自分を励ましています


私達が今 試されているのは 
虚無に対する強く明朗で賢い精神だと 私は思っています
そんな各自の孤独な闘いの中でこそ たとえば 
真理さんに私の気持ちを聴いて頂き 
話し合うことができることは 大きな希望の一つです 


実は 私達夫婦の親しい友人の一人は  
三月末 会社からも社会からも忽然と姿を消しました
余りのことに私は一瞬呆然としました


その彼から六月の始め どこからか突然電話がありました 
仕上がったばかりの『いくいりぶりあむ』をブログで知って
「是非一冊取っておいて欲しい」と言ってくれたのです
「違いを受け入れ 互いのよいところを活かし 双方が協力することで
 一人だったら望めなかったよりよい所へ 
 『いくいりぶりあむ』の哲学は 今こそ必要だと思った」
そう言ってくれました


どうしても避難しなければならない と考える彼 
そういう訳にはいかない と応えるしかなかった家族 
当初はその大きな対立を よき機会と捉えられず
一人自分の道を行った彼
その彼を元気づけることができたこと それだけでも
あの本を創った甲斐があったと 
彼からの電話にとても励まされ そして感謝しました


電話の間 
犬の声がしたり 川のせせらぎの音や 砂利道を踏む音・・・ 
日本のどこかにいるということ以外いまだにわかりませんし 
彼もそのことには全く触れませんでした
しかし 数ヶ月ぶりに聴く彼の声には曇りがなく 
健やかな心身の気配が伝わってきました


放射能汚染の為に 今や安全な食品は無いと言われています
水は? 土は? 空気は? 
汚染されてしまったという事実に
目を背けることはもう出来ません


しかし人間の精神は「人間不信」や「世界不信」という汚染から
何としても護る
特に子供たちの精神を護り
今こそ互いの違いを受け入れ 
互いの善いところを足したり 掛けたりしながら 
より善い人間性を 人生を 社会を 世界を
築こうとする精神を育むよき機会に と思っています


紫陽花の季節が終わりますね 午後は雨になるとか 
ご不安もさぞおありでしょう 私も同じです
でも
どうかご自身の ご主人様の そして
仁奈ちゃん 仁乃ちゃんの現在のために 未来のために
ご自身と闘うことを諦めないで下さい


よい週末をお過ごし下さいますように 
ありがとう 真理さん 

      ‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’‘’


この便りは現時点での私の考えであり行動です
みなさんの思いやお考えもお聴かせ頂き 
互いに信頼関係を築いていきたいと思っています


なお 文中の『それでも人生にイエスという』
(ヴィクトール・エミール・フランクル著)春秋社は
ナチス占領時代に強制収容所に入れられ 家族を殺され
生存者5%の一人として
戦後も精神科医・心理学者として活躍したフランクルの名著です


「それでも」の一語は
強制収容所という人類が考え得る最悪の状況の中でも
人間はその尊厳を失わずに生き抜くことができる 
という背景から題されました
今 一読をつとにおすすめ致します

                    
「こども・ことば・ひろば」主宰 高橋由紀子
by skyalley | 2011-06-28 01:44 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
たとえ明日世界が

昼間 町内で見かけた好きな色形姿の紫陽花
夜散歩の時に 後ろの方の一枝を失敬して
花を愉しんだ後 今年もたくさん挿し木をした

去年もそうした 今年は思いがけぬ色が花開いた
枝を土に差しこみながら 
来年世界はいったいどうなっているのだろう 
という思いがよぎった

が すぐ後に


  たとえ明日世界が終わりになろうとも 

  私は今日りんごの木を植える


15世紀末のドイツのキリスト者 
マーティン・ルターの言葉が胸に沁み出した

 
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  たとえ明日世界が終わりになろうとも 

  私は今日りんごの木を植える


がんばれ わたし!
by skyalley | 2011-06-26 14:57 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
言葉で表し得ない形

那須に暮らす妹から
「福島第一原子力発電所からの放射能の広がり」
という情報が送られてきた



放射能という目に見えぬモノ
静かに 拡散しつつあるモノ
実際には
色で表せない
形で表せない
私の知る限りの
日本語でも表せない

その不気味さが よく見える

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by skyalley | 2011-06-24 11:34 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
第17回徳談会 無事に終えることができました
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6月19日 日曜日 梅雨の晴れ間
第17回徳談会を無事に終えることが出来ました

講師は山本思外里先生(83)
「老年期を見直す」という演題で
まさに老年の智慧をご披露頂きました


従来の老年期に対する一般の見方

① 年を取ると虚弱な病人になる。
② 年を取ると脳の機能は衰え、知的能力の低下とボケは避けられない。
③ 老化の道筋は、すべて遺伝子ニプログラムされている。
④ 老化は年齢で決まり、老人は皆同じ
⑤ 老人は非生産的で、社会のお荷物。
⑥ 老人は恋愛や性に無縁。

これらが実は「神話」であったこと
ヒトは心がけ次第で死ぬまで
心身共に健やかで豊かな人生が送れること
が熱く語られました

老年期を愉しむ上手な生き方として

1)病気を防ぐ。

① 喫煙をしない。             
②飲酒を適度にするか、または全くしない。
③定期的にかなり激しい運動をする。    
④適正体重を保つ。
⑤7~8時間の睡眠をとる。
⑥毎日朝食をきちんと摂る。
⑦不要な間食をしない。

2)体の衰えを防ぐ。(筋肉を鍛える。ウォーキングは万能薬)

体の45%は筋肉で 
そのうち70%以上が下半身にあるので
水泳より何より とにかく歩くこと
そのことで体を活性化できる

3)心の衰えを防ぐ。(脳の喜ぶことをする)

1980年代になって
脳細胞は活発に動かしている限り
再生されることが判明
先生曰く「ひっぱたいて休ませず働かせれば
脳は不滅です」
趣味を5つは持つこと
天候や体調などによって日々適宜選べるように

4)気力の衰えを防ぐ。(決め手は、前向きなやる気と好奇心)

先生に伝授して頂いた「老年学の智慧」で
私が特に感銘を受けたのは
この「気力の衰えを防ぐ」ための具体的な方法でした
それは
 1.仲間とコミュニケイションを図ること
 2.ボランティアをすること 

でした

実は徳談会の二日前に
先生に
「原子力発電所事故が益々深刻化を増す状況にあっては
程度の差こそあれ
私も含め参加者はそれぞれにご不安を抱いていると思われます
現況をどのように見ておられるか お話し頂けますか」
と電話でお尋ねしたのです

先生は了解はして下さいましたが
「こんな状況だからこそ 僕は夢を語りたい」と切り替えされました
当日 原発事故に触れての先生のご見解

「原子力発電などというものは
 スピードや効率 権力や地位・名誉など
 若さの文化の象徴のようなもの

 自分たちがやってきたことの責任は
 自分にある ということを老人達は知っている
 他人ではなく自分を責めることだ
 
 若い頃は外に出れば七人の敵と言われるが
 老後は七人の仲間
 老後の文化は内面を重んじる」


一日20分の散歩で筋肉を鍛えて体を支え
5つ以上の趣味で脳を喜ばせることで心を支え
心身を健やかに
さらには
コミュニケイションとボランティアで
豊かな人生を死ぬまで愉しみ
そしてコロリと逝く

当日は最前列に
日本エッセイストクラブ会長の村尾清一氏(89)
86歳で再婚をされた93歳の竹井朖(あきら)氏
子どもの人権問題の活動を続けておられる鹿野京子女史(93)
児童文学者の岩崎恭子女史(89)
山本先生が提唱された老年を愉しむためのさまざまを
すでに実践されてご長命の証人として勢揃い


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先生が事前に予告された通り
ご参会下さったどなたも
豊かな老年期への夢と期待に溢れた明るい表情で
帰って行かれました

山本先生をご紹介下さった小林善彦先生に
あらためて感謝致します
 
by skyalley | 2011-06-24 00:59 | 徳談会日記
京大原子炉実験所助教・小出裕章先生を
「私は躊躇する」 小出裕章


現在の海の状態を調べる一番有効な手段は海藻を調べること
ずっと伝えてきたが
原子力発電所から距離ごとに100メートル、200メートル、
あるいは500メートル、1キロというように海藻を調べていく
どの距離までどれだけの汚染が到達しているかを
概算だが把握できる

ただこれを行うと、どこまで漁ができるか、
商品価値のある漁業ができるか、が歴然と分かってしまう
そうなると私自身は
福島の一次産業を守りたいと思っているので、
どんな汚染があっても
日本人として買い支えなくてはいけないと思っているし、
今まで通り漁をして欲しいと思っている。

だが実際汚染がわかると、
日本の人たちは買わない方向に走る事は疑い得ない。
汚染を調べることがいいことなのかどうなのか。
漁師の生活を壊す方向になる。
私としても躊躇がある。

私自身は科学という場に携わっている人間。
正しい情報が命です。
他の皆さんに比べても、
私はどうしても正しい知識を知りたいし、
正確に公表したいと思っている。

それでも今の段階でそれをすると、
福島の農業漁業が崩壊するおそれがある。
なんとか買い支えよう食べようと呼びかけているが、
そんなことが実現できるかには自信がない。
立ちすくんでしまうという現実がある」



以上は6月21日火曜日
MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に出演された
京大原子炉実験所助教・小出裕章氏の発言の抜粋です

詳しくは以下の映像を
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/22/tanemaki-jun2/




情報が錯綜している
何を信じていいのかわからない
そもそも原子力発電所とは何なのか
なぜ私は原子爆弾は反対なのに
原子力発電には賛成してきたのか
福島原発の事故の原因・過程・見通しは?
こどもたちを護る方法があるのだろうか?


3月11日の福島原発事故以来
程度の差こそあれ不安を感じ 
事実を出来る限り知りたいと願っている方に
私は京都大学原子炉実験所助教・小出裕章先生の見識に
まず目を通すこと 耳を貸すことをお勧めしたいと思います


なぜ私が小出先生のお考えを支持するかと言えば
小出先生は科学者でありながら
「人間にはわからないことがある」という
科学に携わる人が得てして置き去りにしがちな真実を
しっかりと見据えた上で
原発事故を未然に防ぐことができなかった責任に苦悶しながらも
謙虚に真摯に適確に
務めを果たしていらっしゃるからです


先生が40年近く反原発の活動をしてこられたその根拠は
5月23日に
参議院行政監視委員会に
参考人として出席された際の映像をご覧下さい
原子力発電政策の過ちを簡潔に論破しておられます

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/23/sangiin-may23/

現況や見通しなど彼の見解を ほぼ毎日
以下のサイトで知ることができます

http://hiroakikoide.wordpress.com/
by skyalley | 2011-06-22 18:17 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
情や 理や


先日友人との会話
彼のご両親はフランス・ノルマンディー出身
自身はオーストラリア・シドニー生まれ
おつれあいは日本人
日本語の敬語の勉強をしていた時だった


彼曰く
「日本人は どして どして? と
 子どものようによく質問をするでしょ」


私が訝しげな表情を彼に向けると
「よく子どもがきくでしょ ドシテって
 日本人もおんなじですね」


私は「日本人が? 質問好き?」と敢えて訊く
彼は「そう 日本人 オーストラリア人はちがいます」


「日本人が よく質問をするか
 オーストラリア人がそうではないかどうかは
 私には分かりません
 が
 [日本人は]というような大きな言葉を使うときは
 私が知る限りは as far as i know と最初に言うと
 ことが穏便に おだやかに 伝わると
 私は思いますが」


「as far as i know・・・? 僕が知る限り?
 それはそうでしょう
 知らないことは言えないのだから
 私が知る限りで言っているに決まっています
 私が知る限り と言うのは論理的ではないと思います」


「(オォ ソウキタカ・・・)
 論理的ではない・・・
 論理的ではない ね
 確かに 論理的ではありませんね
 知らないことは言えないのだから
 論理的ではありません
 が たとえば
 日本人は とか 人間は とか 世界は 人生は云々
 という時は
 私が知る限りでは という言葉を先に言うことで
 あえて言えば 分をわきまえて[言わせて頂ければ]
 という謙譲の気持ちで言っているのです
 私の意見がたとえ論理的に合理であっても
 その内容に確信がある時ほど穏やかに
 あなたのご意見を尊重しますが
 私の考えに対するあなたの見解を待っていますよ
 と そんな気持ちで言っているのです

 最初は「情緒」で
 内容は「論理」で
 その釣り合いを大切にしているのではないでしょうか
 私はそう思っていますが どう?」


彼にやっとしてから諧謔的に曰く

 「僕が知る限りです 
  日本人は面白いメンタリティを持っていると思います」


情と理
その二つがきっちり論理で別けることができるなら
やくざ映画も演歌も存在しなかったかもしれない
そんなことを想いながら
30℃近い梅雨晴れの道を帰ってきた


それにしても
「私が知る限りでは」は 論理的では ない か・・・
by skyalley | 2011-06-22 14:27
10万人の脱原発デモ集会 9月19日に東京で

10万人の脱原発デモ集会開催へ

9月19日に東京で


大江健三郎氏や坂本龍一氏など著名人5氏の呼びかけで  
原発政策をやめて持続可能な平和社会を実現しようと
10万人規模のデモ集会が
9月19日に東京・明治公園で開かれることが決まった
複数の市民団体や労組関係者が企画しており
著名人5氏の呼びかけで、多くの国民参加を求める


呼びかけ人は5氏
鎌田慧さん
  原発をテーマに多数の著書があるルポライターの
大江健三郎さん
 「(原発事故は)原爆犠牲者に対する最悪の裏切り」と語った
 ノーベル賞作家
瀬戸内寂聴さん(小説家)
澤地久枝さん(ノンフィクション作家)
坂本龍一さん(音楽家)



●「世論で政策転換を」

3月の福島第一原発放射能漏れ事故以降、
脱原発デモが相次ぎ、参加人数も次第に増えている
福島県郡山市でも市民が6月11日にデモを計画中


一方でドイツでは、10万人以上を集めたデモが催されて
政府が脱原発を決めるきっかけとなった。
日本でもさらに世論を呼び起こす余地は残されている。


そのため
平和フォーラムなどの反核団体や労組関係者でつくる市民グループが
「脱原発の世論をさらに広げるためには、
一般市民が集まりやすい場をつくらなければならない」
との認識で一致。
協議を重ねた結果、
5氏を旗頭に広く参加を呼びかけることを決めた。


関係者の一人は「最低でも5万人は集めたい」と話している


     ’’’’’’’’’’’’’


すでにお願いしております
「原子力発電所の全廃を求める署名」を
上記の集会に合わせて持参し 参加したいと思います
締め切りを8月8日から9月9日に繰り下げます
どうかお力添え下さいますよう お願い致します


大きな動きに繋げましょう

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by skyalley | 2011-06-15 22:47 | 一枚の葉を森へ(no nukes)
今 黒澤明「生きものの記録」


平和利用とされてきた「原子力」発電所から出る使用済み燃料を
再処理工場で抽出して出るプルトニウムは
「核兵器」の燃料として使用される
核兵器に反対をしてきた日本が
核兵器とと同じ理論で作られる原子力発電所を容認してきた


1945年8月6日の広島への原爆投下
1945年8月9日の長崎への原爆投下
1954年3月1日の第五福竜丸の水爆遭遇
三度被爆させられた世界で唯一の国 
その日本が
原子力発電所事故により 
たった今も世界を被爆しつつある


1955年に製作された黒澤明監督の映画
「生きものの記録」の主人公(三船敏郎)は
前年の3月 第五福竜丸の被爆後
繰り返されるアメリカの水爆実験による放射能に
どんなことがあっても水爆などに家族を殺されては堪らない と
ブラジルへの移住を皆に強制するが
日常の生活や財産分与を優先する家族によって訴えられ敗訴
当時の言葉で「準禁治産者」の烙印を押され
とうとう精神病院に暮らすようになる


彼は「恐るべき水爆の実相__人類皆殺しの凶器」
と見出しがある新聞を
怒りに震えながら引きちぎる
「ばかなものを作りやがって!」


「死ぬのはやむを得ん しかし殺されるのは嫌だ」


「不安で不安でたまらん 
 儂(わし)はあなた方(家庭裁判所)のおかげで
 手も足も出ん(財産に手を付けてはならないという判決が出たため)
 何もできん ただ黙って水爆の恐ろしさを考えとる
 考えとるだけじゃ 
 だが考えれば考えるほど居ても立ってもいられなくなる
 しかも何もできん
 人間これ以上の責め苦はありませんぞ」


 精神科の医者は
 主人公を見舞いに来た家庭裁判所調停員の一人に告白する
 「この患者をみるたびに凄く憂鬱になって困るんですよ
 こんなことは初めてですよ
 狂人というものはそりゃみんな憂鬱な存在には違いありませんが
 しかしこの患者を観ていると 何だか その
 正気でいるつもりの自分が妙に不安になるんです
 狂っているのはあの患者なのか
 こんな時世に正気でいられる我々がおかしいのか・・・」


水爆後の世界を背景にした「生きものの記録」は
57年後の原子力発電所事故後の世界における
「生きものの記録」として我が身に迫った


しかし作品は
「生きる」「七人の侍」の大ヒットに続いた作品にも関わらず
記録的な不入りで興行失敗に終わったそうだ
その原因を 脚本家の橋本忍は
脚本作りのミスと
原爆という扱いづらいテーマを取り扱ってしまったこと
と分析しているそうである



黒澤監督と 当時最も優秀な脚本家のうちの二人との合作
私には 出演者それぞれの台詞に素晴らしく真実味があり
ほとんどをノートに書き取ってしまったほどだ
あの映画を「記録的な不入り」にしてしまった日本人が
その後 原子力発電所へと走った


家族を残して東京を離れる という
苦渋の選択下にいる友を思った
精神は健やかに とこころから願う
by skyalley | 2011-06-15 01:36
象形文字の掛け軸作品
長年 英語を共に学ぶ佐々木明世さんが
いつものように教室に来られ
着席したかと思ったら 
「あらっ」と声を挙げた


掛け軸に気づいたらしい
「あれは 新しい作品?」
制作中の試作品であった


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天地に黒竹を使うのは初めてなので
よい姿に仕上がるかどうかまだ不明だ
明世さんは笑いながら
「私ね わかるの よくなるわ きっと
 和室用に創って下さる?」


びっくりである
作り手がどんなものだろう と思案しつつ
書いては壁に掛け 取り外しては書いている最中なのに
私より自信たっぷりに「わかるの」とは



一ヶ月余裕を見て頂くことにした
軸には
「楽」「時」「望」「父母」「喜」
そして後からご主人様のご注文で「明日」の
象形文字を足して 六枚を揮毫した



明世さんに励まして頂いた形で作品を完成した
お礼状をしたため
それぞれの文字の成り立ちを記し
畳紙(たとうし)風に封筒を仕上げ納品


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「掛け軸を飾るために 和室をすっかりきれいにしたのよ」
英語の勉強を終えると
明世さんは「帰って飾るのが待ち遠しいわ」
と 大事そうに作品を持って帰られた



「とてもいいのよ! 主人もとても気に入って
ご近所の方にも寄って見て頂いたの
ありがとう ほんとうにありがとう」
夕方 弾んだ電話の声



お礼を申し上げるのは こちらの方だ
どんな仕上がりになるか まだ試行錯誤の最中に
予約をし できあがりを楽しみにして下さった
後から英語の勉強に来られた娘さんの彩(さえ)さんからも
お褒めの言葉を頂いた



先日 できあがったばかりの冊子
『いくいりぶりあむ』を見て頂きに佐々木家を訪ねた
ご家族総出で 出迎えて下さり
さっそく和室へ案内される



明世さんご自身が
「いいでしょう? これも これも
 ね いいでしょう?」と
象形の書を次々に軸に置いて 見せて下さる


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自分の作品と思えなかった
竹が長すぎるかと案じたが 白地の左右にゆとりを生んでいる
調度品や 活け花など 明世さんの設えあっての作品
互いに映え合い 融合していた



おいしいお茶とご主人様のお手料理までご馳走になった
ご所望下さった方を想いながら
作品を作る過程の仕合わせを下さった佐々木さんご一家に
とても感謝をしている


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by skyalley | 2011-06-13 13:30 | cocoro-e shop