触ることからはじめよう
by skyalley
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ちょびら 大気を浴びる
27日に第一子を出産した次女のももと
名付けられるまでは「ちょびら」と呼ぼうと私が勝手に決めたちょびらを見舞いにいこうと
昨日昼近くまで家の用事をせっせとこなしていると
ももから電話がありました

  「散歩に行ってもいいって」

明け方までの仕事で疲れてまだぐっすり眠っていたオットをつついて
「ももが散歩に出るんだって」と静かに言うと
「おおっ・・・」とやおら起きあがりました
すぐに支度ができて自転車で10分の助産院へ急ぎました

母子だけで第二夜を迎えた日
「ちょびら きのうは夜中ずっと泣いてやがった 
泣きたいのかぁ と思ってもももいっしょに泣いてみた」
と母は笑んでいます

ビデオを構えたオットを先頭に産院からすぐ近くの宇山神社に行きました
ちょびらにとっては初めての外気です
松や櫻、欅の大木がお社を包んでいるような形の境内で
芽吹きや新緑のシャワーを浴びました
と ぽつっ と来た
のら猫に声を掛けながら早々に退散し部屋に入った途端に
窓ガラスを叩くような雨
ちょびらはものすごいエネルギーを含んだ大気をも浴びたのでした

胎内にいたときに飲んでいた羊水を出し切り
溜め込んでいた黒いうんちを出し切り
臍の緒を結んでいたクリップも取ってもらって
ちょびらはコノヨを受け入れる態勢が整いました
少しずつ元気に船出をしています
by skyalley | 2006-04-30 23:28 | 孫息子・颯太言葉ノォト
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