触ることからはじめよう
by skyalley
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「脱原発」は過激か




「一枚の葉を森へ」の署名活動を
私たち発起人といっしょに続けている母親から 
「脱原発/反原発」という言葉を使って活動をすることの是非について
ある団体に属するひとから直接聞いた見解を 
参考までに知らせて下さった


「一枚の葉を森へ」は数名の世田谷区民で6月に立ち上げた
「さようなら原発1000万人アクション」の活動にも賛同して
署名活動しているので「脱原発」を掲げている
9月19日の明治公園における「5万人アクション」を機縁に
「世田谷こどもいのちのネットワーク」
「フリースクール僕んち」
「オープンスペース“Be”」
「世田谷市民運動いち」の主催者らと共に
活動を世田谷へ広げるべく
「1000万人アクション世田谷」を立ち上げた


その母親は
同じく世田谷区内で
子供を放射能から守ろうという保護者が集まり
ボランティアで活動を行っている会に
「一枚の葉を森へ」そして「1000万人アクション世田谷」
と共に活動していきましょう と提案されたそうだ

その会に所属する方の返答は

 会をスタートした当初から、
 脱原発/反原発という言葉はなるべく
 出さないようにするという方針をとっている
 なぜなら「原発」ということばに対して
 非常にセンシティブになられる方もいらっしゃるし
 会のメンバーで電力会社にお勤めの方もいらっしゃる
 なかなか立場上、難しいところがある
 しかし、「こどもを守る」という立場であれば、
 電力会社関係でも、どのような業界でも、
 賛同していただきやすい
 父母として、全国のこどもたちを健康被害から守る、
 ということをまず念頭におき、活動している


というような内容であったそうだ


「非常にセンシティブな人」がいるから
あるいは「電力会社にお勤めの方」がいるから
色々な立場の方がいるから 
正しいことだと思うけれど
その方々を鑑みて そうはしない と
「脱原発・反原発」は
原発事故による日本中の惨状を観るに付け 聞くに付け
解決を少しでも「わがこと」として引き受けようとしている人々
自分の意志で活動をしている者にとっては自明の理だ


「非常にセンシティブな人」も
「電力会社にお勤めの方」もいる
これも自明の理だと思うが
世界はいつも相反するいろいろな立場の人で成り立っている
だが だからこそ
事実を事実としてまず認識できるように
共に「自分で」考えるために 同じ土俵に上がれるように働きかける
それが共に考えていこうとするときの基本であり
そこでは伝えるための言葉・知恵が必要だ


整合性のあることを引っ込めるのではなく
なぜ「脱原発・反原発」と敢えて言わねばならないのかを
どんな立場の人も
雰囲気として好き・嫌い
怖い・平気という感情ではなく 考えるのだ
「電力会社関係でも、どのような業界でも、
 賛同していただきやすい」
とのことであったが
賛同を「お願いする」ことではない
納得できるように筋道を立てて働きかけ
自分ならどうするだろう
自分の家族ならどうなるだろう と自分に引きつけて
各自が考えることを求められている事態に在ると思うが 
いかがなものだろう



「一枚の葉を森へ」も
「1000万人アクション世田谷」も
そう考えて「脱原発」を掲げ 個々に一緒に活動している
正しいことだと思うなら実践する
もちろん「こと」が深刻であるが故に
伝える方法は工夫する必要はある
しかし事実は事実として
たとえ苦しくとも 認めたくなくても
いやな感じであっても
感情が理性を甘やかそうとしても
冷静に受け止めなければならない



一人でも多くの人が
感情的にではなく 理性的に向き合わねばならぬ問題だ
そのことを東海村に原発が出来てから40年間
まともにしてこなかったから
「安全神話」という雰囲気にしか過ぎない空論を
気分的に受け入れてきてしまったのではなかったか
やんわりと自分の都合のいいように知っているだけでは
肝心な時に しっかりと繋がっていけるだろうか
脱原発が実現したとしても
また政・官・財・学・報による新たな神話に嵌められていく道を
繰り返すのではないだろうか



「空気」という顔のない存在が
大きく物を言う社会が日本だ
しかし 今直面している問題には
いままでになく「私は」という個に引きつけて
感じ 考え 行動し 実践していく力を養う時ではないか
「3月11日から世界は変わってしまった」
小出先生は繰り返す
「長いものに巻かれろ」
「みんなで渡れば怖くない」
「いま ここ」は通用しない世界になってしまったのだ


「脱原発」は「脱原発」だ


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「一枚の葉を森へ」
一人でも多くの人と共に
そう願いながらの活動だ
by skyalley | 2011-11-05 09:14
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