触ることからはじめよう
by skyalley
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初めての「キリストのミサ」

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今年の9月に徳談会で講演をしてくださった
サレジアン・シスターズのシスター成瀬にお招き頂き
初めてクリスマス(キリストのミサ)に出かけた
場所は赤羽のサレジオ修道院内 「星美学園聖堂」


ご縁を頂き 昨年からシスターの教育講話に毎月参加しているが
お話を聴けば聴くほど 
シスターを慕い 尊敬する気持ちは高まり また深まる
そのシスターの信仰の拠り所がキリスト教だ
私は わからないままに まずは近づいてみようと 
ミサのお誘いをお受けした
シスターにとって喜びである場に
私も一緒に と そんな思いで出かける仕度をした


ミサは午後8時から始まるが 多くの方が来られるので
早めにおいでください と聞いていたので
早めに出たつもりが さすがにクリスマスの晩
新宿駅の構内も 赤羽駅から出るバスの路線も
とても混雑している
あちこちでサンタクロースやトナカイの扮装をした売り子が
ケーキを売っている


寒風の中 修道院の敷地内に入り
電光に浮かび上がる神の像を遠目に眺めながら
しずしずと教会に入って 驚いた
まだどなたも来られていない
行き会うシスター達が
「おめでとうございます」と声を掛けて下さる
あぁ イエス様がお生まれになったことを祝福するのだ
と改めて思う
院のあちこちにクレッシュが置かれている


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聖堂にはいると
正面に幼子を抱いたマリア像が高く掲げられ
煌々と照らされている
一人のシスターから 前から数列目を勧められ
恐縮しながら 頂いた式次第を読みつつ待つ
入り口の方から
一人で 夫婦で 家族で来られた信者とシスター達が
「おめでとうございます」と明るく交わす声が聞こえてくる


クリスマスは
キリストの誕生の祝いであるが
単に偉大な方の誕生日として祝うのではなく
その死と復活をも記念する
この世界から戦争や革命 暴力がなくなり
すべての人権が尊重される という
小さな馬屋に生まれたキリストが望んだ真の平和の到来を祈る
と 書かれている


やがて司祭の挨拶や祈り 賛美歌が続き
司祭の説教が始まった
「愛に生きることが人間として最高のことであることを
 神の子イエス様は命を賭して説かれた
 全世界の人々のために
 そしてあなたの為にお生まれになった
 神は決してあなたを裏切ったり 失望させることはない
 私たち一人ひとりを神の子として高めるために
 愛のために生きる力を強めるために この世にお生まれになった

 条件はたった一つ
 イエス・キリストを信じ 愛を受け入れ 神に倣って愛を実践すること
 今のあなたのままでよいから 神に近づいて下さい
 愛を受け入れ 愛を実践して下さい
 欠点・弱点があってもよいから 
 弱く 脆い私たちのためにお生まれになったイエス・キリストに倣って
 愛に生きて下さい・・・」


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先週 奈良で寺のような形の教会を見かけた
今頃はあそこでもミサが執り行われているのだろう
日出る国である日本に引き続き 
世界のあちこちでミサが執り行われ 
そしてキリスト者たちは見えない連帯感を深めるのだろうな
そんなことを思いながら 1時間余りを聖堂で過ごした


外では昼間の空かと見まごうばかりの月明かり
ミサに参列された方達が三々五々
外に用意された温かい飲み物を受けとり
喜びを分かち合い 語り合っていた


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キリシタンの末裔であったという
五島列島に生まれたオットの亡き母
敬虔なキリスト者であったという義母を想った
それにしても
シスター成瀬とのご縁が無ければ
イエス・キリストの生誕を祝う場に
私を見出すことはなかった
聖夜に義母に想いを馳せることもなかったであろう


同行して下さった吉男君 千秋さんと
おでんに日本酒で温まり 
家路を辿った
by skyalley | 2010-12-25 14:37 | 徳談会日記
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