触ることからはじめよう
by skyalley
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 那須 鹿の湯 藤田屋


先週 友の公子さんと
那須の高久に住む妹を訪ねた
晴れ女だという彼女のお蔭で
大雨続きだった那須は快晴


妹の友で地元の観光案内業をされている方に薦められて
初めて「鹿の湯」の温泉町を歩いてみた
彼女自身が宿泊して よかった という宿も教えて頂いた
幾度も川の被害に遭っているため寂れた町並み

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元禄2年(1689)6月 芭蕉は
この地方の大庄屋・五左衛門宅に
弟子の曽良と共に二泊したという
句碑があちこちに建っている

     いしの香やなつ草あかく露あつし
     飛ぶものは雲ばかりなり石の上 


温泉というものは鹿が傷を癒すのに浸っているのを見て
発見されることが多いそうだが
ここもその由来をもち その名も「鹿の湯」
そのなかほどに「藤田屋」はあった

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表にも裏にも気が配られ

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夜にはこの景色をに灯りが灯るらしい

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外観のしつらえだけで豊かな気持ちにさせるたたずまいに
公子さん 妹と 話が弾む
静かな坂道を 昼食の場へと歩みを早めた

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       湯を結ぶ 誓いも同じ 石清水 


芭蕉の気持ちがわかるような気がした
気心の知れたひととの数日の命の洗濯日を頂いたことに
ありがとう ありがとう
充電できた分 東京へ帰ったら お返しを!













      
by skyalley | 2010-07-21 13:59 |
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