触ることからはじめよう
by skyalley
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
越川先生 着物でも 杖でもなく 


前日の朝まで
徳談会当日の天気予報は「雪」であった
それが御陰様で雨止まりではあったものの
息がいつまでも白く残るような日曜日


3月は 学校では卒業生を送る合唱会やら
また退社する方の送迎会など 何かと用事が多いらしく
直前まで参加希望者は20数名
横浜からおいでくださる講師の先生に申し訳なく


そんなメールを 会をいつも補佐して下さる海沼さんに送ったら
「年に4回も開くのだから多いときもあれば少ないときもあるよ
少数精鋭です いい討論になる と考えて」 と励まして下さった
いざ開いてみるとあの寒さの中を30名もの方にお運び頂いた


第8回徳談会の講師は また村尾清一氏にご紹介頂いた
越川禮子先生の「いきで素敵な江戸しぐさ」
前日も地方で講演をなさってこられたと言われる先生に
会場で初めてお会いした


が そのお洒落なこと 姿勢の佳いこと
黒のストッキングに黒のアンクルブーツの脚をきれいに組んで
「昨日も 会の主宰者に 80何歳だっていうから
着物で杖をついて来られるのかと思ったって言われました」 と 


昨日の会に 申し訳ないことながら 私はたくさんの忘れ物をした
先生のための水差し
演台の花瓶 演目を貼るための台
そして会の様子を写真に収めること


当日の先生のお姿をご紹介できないのがとても残念
別の日 別の会場での一葉
徳談会の講師を務めて頂くのだから
当然80歳は越えておられる

越川先生 着物でも 杖でもなく _f0085284_523012.jpg



もっとも今日は全身黒にまとめられての身繕い
「素敵」という言葉は江戸のおきゃんな娘の造語と
越川先生に教えて頂いたが
先生ご自身にもぴたりと当てはまる言葉ではあった


江戸しぐさは 江戸の商人の心意気のこと
子供達には行く行くは商売を継がせるべく
次のように躾をしたという
「三つ心、六つ躾、九つ言葉、文十二、理(ことわり)十五で末決まる」


この一文にどれだけの含蓄があることか
詳しい内容は後日書かせて頂く
ご意見 ご感想をお寄せ頂きたい
その際にはこのブログに掲載させて頂いてよろしいかどうか
また記名・無記名もお知らせ下さいますように


ご参会下さった方々にあらためて御礼を申します
おいでになれなかった方 残念 残念
まだこれから雪の日もあるやも知れません
皆様 どうぞお大切にお過ごし下さいますように
by skyalley | 2010-03-07 04:51 | 徳談会日記
<< 颯太袋・もも袋・ウルトラマン袋 薬より木 >>