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世田谷区の小学校では 週休二日制にして以来 授業数が不足しているという理由で 24日の月曜日から新学期が始まったそうだ 無粋な話 可哀想な子供達 それでなくても夏休み というよりは 宿題のための休みとでもいうほど宿題が多いのに 隣の少年 海人君の学校の新学期は9月1日から つまり今週が夏休み最後の一週間となる 金曜日からは家族で過ごすことになっているので 夏休み返上で 彼の勉強にお付き合いさせて頂いた私も ようやく解放されて 孫息子とオットと 那須の妹の家に寄せてもらうことになっている それにしても海人はよく学んだ 何度かこのブログにも登場してもらい そのたびに「漢字が苦手な」という形容詞を付けたが この夏の彼のがんばりで その汚名はほぼ返上できるくらいに 漢字に対しての 彼の感性は開き 粘着性は増し 磁場は広がった ほぼ5時間以上 ときには6時間 7時間 それも毎朝10時にやってきて 2年生の漢字の練習から始めた 今 4年生の漢字の8割方を憶えたところ 卒業までに小学生で習う漢字はおろか 中学生の漢字にまで行けるかも知れない 彼の能力の深く深くに埋もれていた宝に 自力で到達することができた海人 私が外国人留学生との日本語学習を始めたことで 同じ時間に学んでいるさまざまな国のひとに 「カイト ガンバリマショ〜」と声を掛けられた 照れながら心細げに 「はい」と応える海人の笑顔 私の期待が大きすぎてはならないと 自重しているつもりだが ようやく光が見えてきたという実感は 私にも そして誰より彼自身にあるようだ よくがんばってくれたものと ほんとうに感謝している 先日 玄関に一輪活けたアカマンマの草に いつのまにか根が生え始めた 勉強を終えて帰る海人に 「ほら みてごらん 土を探して こんなに伸びているよ」と知らせてからも 根っこは日に日に伸びて もう硝子の器にいっぱいになっている あと4日の勉強を終えたら 私の教室での夏休みの猛勉強は終わり もう少しの辛抱 がんばったね 海人 カンボジア人留学生が「夢は?」と問うと 「ロボットを創ること」と応えた 君を見ていると 未来に明るい音楽が聞こえる この夏のがんばりは海人の一生の底力になる そう思う
by skyalley
| 2009-08-25 16:17
| こころへ教室日記
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