触ることからはじめよう
by skyalley
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頭は指でいっぱい


夏到来を告げるような午後
図書館に行った折
入り口近くにある書棚をわくわくしてのぞいた
「ご自由にお持ち下さい」の書棚
びっくりするような うれしい本があったりする
今日はオットの好物
ロアルド・ダール
英文だったが  頂ける物なら と 
ありがたく頂いた

頭は指でいっぱい_f0085284_134384.jpg


その足で
久しぶりに古書店へ行った
またあった
ロアルド・ダール
オットの書棚で見た覚えがなかったので
6月にある入学後初の試験に向けて
まじめに勉強をしているオットの気晴らしに
ありがたく買った

「字を書くの 15年ぶりかな
 ワープロとか出る前は 少しは書いていたけど」
と これまたびっくりするようなことを
何の屈託もなく曰うオットに
「これ 読んだことある?」と
『魔法のゆび』の方を差し出すと
手に取ってから しばらくじっと表紙を見ていたと思ったら
「あぁ ロアルド・ダールね
 何かまた 指圧の本かと思った」

爆笑した
それほどなんだ
それほど一所懸命勉強しているんだ
すてき!
娘にその話をしたら彼女も笑いながら 一言
「末期」 娘なりの「感心!」の言葉だろう
2分と机に座っていたことがない
とオットの母が太鼓判を押した
そのひとが週末珍しく家に神妙に居た
本での気晴らしでは物足りなかったのだろう
夕方いそいそと出かけていった 
「社交 社交」と

机の上に残されたルースリーフ数頁
あんなにたくさん
彼の字を見たのは初めてだ
零時を過ぎても帰ってこない
よい気晴らしが出来ていますように
それにしても
「ゆび」の一言が
指圧に思えるとは ね

頭は指でいっぱい_f0085284_134218.jpg

by skyalley | 2009-05-11 00:07 | うちのひとびと
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