触ることからはじめよう
by skyalley
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はじめて つくった ボタンのリース
いつのころからだろう
クリスマス近くになると
日本でも
戸口にリースを飾り付ける家が多くなった


クリスマスリースの由来については諸説があるらしい
葉に殺菌と抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って
魔よけにしたというもの
あるいは
豊作を願って玄関を飾る 日本で言えば
しめ縄のような役割があったというものが有力とか


材料にはモミの木や
キリストの受難を表すヒイラギなど
魔よけや宗教的意味合いの強いものがあったり
麦の穂 ブドウの蔓 松ぼっくり リンゴなど
作物に関係するものもよく見かける


中でもリンゴは寒い冬に保存が利いて
栄養のあるとてもありがたい作物なので
常緑樹に吊して
神へのお供えものとしても使われていたとか


このリースに
聖夜の4週間前から毎週1本ずつろうそくを灯し
前夜に最後の一本を灯して
お祝いするという習慣もある という


けれど


他のさまざまな習慣と同じく
日本ではキリスト者ではないひとでも飾り 祝うので
形が優先して
結局 どこかで買ってきて ぽん! と扉に掛けて
はい クリスマス


私はキリスト者ではないけれど
年末の雰囲気はとても好き
それぞれが属しているところへ
帰りたいところへ 帰っていく時
家族の元へ 恋人の所へ
一年のたのしかったことや
うれしかったことを話し
やってくる一年を みんなで祝う
この時季が わたしはとても好き


今年 長女が恋人と暮らし始めた
あたらしい家族が増えて
長女が帰ってくるときには
彼もいっしょに来てくださるようになった
それがとてもうれしい


知らない人と知らない人
知っている人と知っている人
知らない人と知っている人
さまざまに
なごやかに結ばれて集う季節


そんな季節を祝う気持ちで
はじめて リースを作った
いつか着ていた服から取っておいたまま
ずっと裁縫箱で眠っていたボタンを
赤い糸だけで結んだ


帰るところを持っている私
帰ってくる人を持っている私
どれほど恵まれていることか 
そうでないひとのことを
そうであることと
同じくらい思いながら




はじめて つくった ボタンのリース_f0085284_021367.jpg




友人のひとりが
「一年中飾っておいてもいいような」
と言って下さった
なごやかな出会いやつきあいは
いつでも歓迎
ずっと感謝
by skyalley | 2009-01-17 00:10 | BUTTON日記
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